危篤の連絡を受けた時
ご身内の方々から、危篤状態の連絡を受けた場合はすぐに駆け付けて良いとされています。
その際の服装については普段着で伺って大丈夫です。
決して喪服で伺ったりしないようにしましょう。
ご臨終の連絡を受けた時
知人・友人であればすぐに駆け付け、お悔やみの言葉を伝えるようにします。
もし可能であれば、何かお手伝いが出来ることがあれば協力する旨を伝えれば、ご身内の方にとって大変心強いと思います。
弔問に伺うとき
訃報を聞いて、お通夜の前にご弔問に伺う時は喪服ではなく平服で良いとされています。
ただし華美な服飾品は避けるようにします。
通夜・葬儀に参列できない場合はその旨を伝えお香典をお渡しします。
通夜か葬儀に参列できるのであれば、お香典やお供え物はその時に持っていくのが良いでしょう。
受付での作法
通夜・葬儀の受付では、受付の方に一言お悔やみの言葉を伝え、お香典を名前を受付の方の方に向けて切手盆の上に置きます。
この際にご記帳をするのですが、出来る限り住所は番地までしっかりとご記帳するようにお願いしております。
身内の方が忌明けの返礼品の手配などをする際に、ご連絡先や番地がわからないと調べる手間がかかってしまいます。
身内の方々の負担を少しでも減らせるよう、ご協力をよろしくお願い致します。
また、ご自身で参列することができずにどなたかにお香典をお預けする際には、香典袋の内袋にご自身の住所・金額を書くようにしましょう。
お預けする際に、中にちゃんと住所まで書いてある旨を伝えれば、お預かりしていく人への負担も軽減できます。
焼香の作法
焼香の作法は仏教の宗派によって異なります。
詳しくは下記一覧表をご参考下さい。
なお、通夜・葬儀の際のご焼香に関しましてはご自身の宗派のやり方で構いません。
一番大切なことは故人を悔やむ気持ちを込めて行うことです。
いざという時に慌てない為にも一度ご確認下さい。
※仏教の宗派と言っても沢山ありますが、ここでは五島市にある宗派のみ紹介させて頂きます。
宗 派
| 作 法
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浄土宗
| 1~3回額に押し頂く。
回数に規定はないが、1回を気持ちを込めて頂くことが大事とされる時もある。
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浄土真宗
(西本願寺派)
| 1回のみで、額に押し頂いたりしない。
焼香の前に合掌はせずに礼拝をし、焼香の後に合掌礼拝する。
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曹洞宗
| 1回目は額に押し頂き、2回目はそのままくべる。
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真言宗
| 3回額に押し頂く。
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法華宗
| 3回額に押し頂く。1回で3回押し頂くでも可。
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日蓮正宗
| 3回額に押し頂く。
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天台宗
| 3回額に押し頂く。
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献花の作法
キリスト教系の葬儀やお別れの会(無宗教の葬儀など)では献花が行われることが多いです。
献花の作法は
① 係の人からお花を頂きます。その際、右手のひらでお花を受け左手で茎を上から摘まむように持ちます。持ち方が分からなくても両手で受け取るようにしましょう。
② 献花台へと進み、ご遺影に一礼します。
③ 花を時計回りに90度回し、茎を祭壇の方に向けて献花台にお供えします。
※花を回す際には左手を茎の下の方に返し、お供えする際には左手を少し下げ茎の真ん中辺りを持つようにします。
④ ご遺影に一礼し、遺族親族に一礼して元の席に戻ります。
もし作法を間違えても、やり直す必要はありません。
一番大切なものは故人へのお悔やみの気持ちを込めて行うことです。
玉串の作法
神道での葬儀の際には焼香や献花ではなく玉串奉奠が執り行われます。
玉串奉奠の作法は
① 係の者から玉串を受け取ります。その際、右手で上から玉串の根元を
摘まみ、左手のひらを玉串の葉先の下に添えます。
② 玉串案(玉串をお供えする台)に進み、一礼をします。
③ 玉串を時計回りに90度回し、左手を根元に持ってきて玉串を
立て一念します。
④ 右手のひらを葉先の下まで持っていき、更に玉串を時計回りに
180度回して根元を祭壇の方に向けて玉串案にお供えします。
お供えする時は左手のひらを葉先の下まで持ってきてお供えします。
⑤ お供えをしたら一歩下がり、二礼二拍手一礼
(二回黙礼し、二回音が鳴らないよう拍手し、一回黙礼)
して席に戻ります。
もし途中の作法を間違えても、やり直す必要はありません。
一番大切なことは故人へのお悔やみの気持ちを込めて行うことです。
服装
通夜に際しては喪服で無くても良いとされていますが、出来る限り喪服にて参列することが望ましいとされています。
特別な理由(仕事の際に訃報を聞き、仕事帰りにそのまま参列したなど)が無い限り喪服での参列をお勧め致します。
葬儀の際には喪服で参列しましょう。
男性は黒のスーツに黒や紺のネクタイ。女性はフォーマルな服装で出来る限り装飾品は付けないようにします。
パールのネックレス(一重に限る)、パールや黒曜石の指輪は付けてても良いとはされていますが、付けない服装の方が好ましいです。
服装についてはその他マナーにおいても説明をしております。
ご参考下さい。
通夜振る舞い
ご遺族の方から通夜振舞いにお声かけ頂いた場合、ご遺族の方のご意向をくんで頂き出来る限り同席頂けるのが好ましいです。
ただし長居はする必要はありません。
車の場合は飲酒運転はできないのでアルコールを避け少しだけでもお食事を頂き、一緒にお時間を過ごしていただけるとご遺族の方も喜ばれます。
お祝いの場ではないので、あまり大声で騒いだりせず、お酒が飲める場合でも深酒をしないようにしましょう。
初七日法要
初七日法要へのご参列をお願いされた場合は、出来る限りご参列して頂くとご遺族の方も喜ばれます。
初七日法要の後に精進上げまである際は、ご一緒に頂くのが好ましいです。
ただし、お祝いの場ではないのであまり長居をしないよう心がけるようにします。
精進上げまでご一緒頂くと、会食前に故人への献杯があります。
献杯のご発声の後に献杯を致します。その際は献杯のご発声の後、杯を軽く持ち上げ、近くの方との乾杯はしないようにします。
※地域によっては初七日法要にお声掛け頂き、初七日法要に参列する際に改めてお香典をお包みする所もあります。五島市の方では初七日法要の際にお包みすることはありません。